先日は、建築家・谷口吉生さん設計、そしてピーターウォーカー氏によるランドスケープデザインの「豊田市美術館」を見学しました。豊田駅から徒歩でしたが、美術館への誘導の案内が整備されており、ますます美術館への期待感が膨らんでいきます。

周辺から構内、そして建築に近づくと、この環境や建築は、言葉では表しきれないものであることに気づくまでそう時間はかかりませんでした。


20年余り前に建築されていますが、まったくその古さを感じないデザインそして施設側のメンテナンスが行き届いていることにも感心します。




石割、ステンレス手摺、カーテンウォールフレーム 繊細であり、プロポーションがコントロールされています。まさに「精巧」 につくられています。




遠目で本館手前に並ぶグリーンスレートのフレームは、導かれていくにつれて、その意味が鮮明に理解できます。それは、周辺の豊かな景観をより象徴的に切り取り、高さと素材が同じである別館へ意識を誘導するように機能しています。



建物出入り口前後は、グリーンスレートフレームのスケールとは全く異なり、人の身体サイズを意識した小さなスケールです。スケールの使い方もコントロールされていることが分かります。



外部と内部を透明につないだホール空間、外光がやわらかく取り込まれた展示空間。


スロープに行くために斜めに削られた石畳。(個人的には非常に感動した所)




別棟の数寄屋建築も氏による設計。建築のタイプは違いますが、繊細さ、内と外の関係など、意図していることは本館と同じに見えてしまいます。