敷地の南側は2階建ての住宅が建ち並び光や景色を取り込みにくいものでした。そこで、あえてリビング空間を南側に突き出し、外部空間を東西2つに分け、西はアプローチとなる静かな露地空間、東は芝張りやデッキスペースをつくり積極的に使える庭としました。吹抜けのあるリビングを中心に各部屋はつながり、どこに居ても窓からは2つの庭を感じることができます。
もともと段差のあった敷地はそのままにし、室内の床は段差を持ち、屋根も棟位置をずらしながらつながります。外観は、日本家屋の屋根から下屋となる棟位置をずらしながら連なっていくリズミカルな美しさ、そして雨水を貯めず自然に外に流れ出す勾配屋根の形態を引用しています。

  • 所在地:長崎県諫早市
  • 用途:専用住宅
  • 家族構成:夫婦+子供3人
  • 階数:地上2階
  • 構造:木造
  • 撮影:Omori Kyoko
  • 備考:モダンリビング198(ハースト婦人画報)掲載