地上へ

    2階床までの躯体の配筋中のRMHマンションの現場。梁の鉄筋の現場圧接。防護服をまといながらの作業。IMG_2553_2建物周囲の足場や型枠が組み立てられようやく地上に現れたという感じです。今日は現場定例会議。工程の話では型枠大工さんがつかまりにくいとの話でまったなしの状況です。ほかの現場では職人さんがつかまらず工程を延ばさざる得ないとの話も聞いています。来春のオープンに向けなんとか手戻りなしでスムーズに進んでほしい。現場のみなさんよろしくお願いします。

    話は変わって、先日たまたま見たテレビで二つの番組に見いってしまいました。一つは、NHKの日曜日美術館。もう一つはこれまた同局のプロフェッショナル。日曜美術館では影絵作家の藤城清治さん(呼び方だけ私と同じ名前ですがなんかうれしいです)を紹介していました。プロフェッショナルでは宮崎駿さん。藤城さんは90近い歳で宮崎さんは70歳ずぎにもかかわらず、もがき悩む姿はこころに響くものがありました。いくつになってもこれでいいのかという自問自答を繰り返す姿、社会に対して何を表現していくべきか、表現の方法はこれでよいのか、メディアというあるフィルターを通してではありましたがその姿が隠すこと無く画面に映し出されていたと思います。

    私自身、ものを作り出す方の設計の仕事をしていますが、もがき続けることは間違っていないんだという安心感とまだまだもがきが足りないなという反省をしてしまいました。はたして宮崎さんのように自身のつくった作品で涙したように自分の設計した建築で涙してしまう日がくるのでしょうか。
    (宮崎さんのプロフェッショナルは8/30日金曜に再放送(木曜深夜)があるようです。ご興味のある方はご覧になってはいかがでしょうか)

    まあ、なんだかんだはよしとしてまずは時間をつくって映画「風立ちぬ」を見に行こう。