「暮らしの保健室 in 小倉」着工しました
北九州市内で進めておりました社会福祉事業所「暮らしの保健室 in 小倉とケアプランセンター」のテナント内装工事が着工しました。
場所は、社会福祉法人の本体施設に近い団地の商店街の一角に位置しています。URの団地内建物の店舗兼用住宅の一つをテナントとして利用します。主に暮らしの中の福祉、医療、介護の相談窓口です。運用については走りながら考えていく部分もあり、事業者皆さんの積極的な姿勢にワクワクドキドキ、刺激をもらいながら関わっています。
先日の打合せの中で理事長より「医者の社会的処方」について教えていただきました。医学的処方におさまらず、主に介護方面のサポートにつながる患者さんへの処方を行う取り組みとのこと。今回の計画は、その考え方と同じ方向を向きながら違った位置からですが、一般の地域の方や何らかのサポートを必要と考えられる人やその家族、或いはサポートする側の方々を結びつける役割を担っているように感じます。コロナ禍で体験しているソーシャル・ディスタンスとは意味合いが違って、そのディスタンスを積極的に近づけていく動きです。
建築計画も一般の社会や住環境から解離したものではなく、柔らかくつながる親しみやすいものであることを念頭に計画しています。
約1ヶ月半の短い工期。改修という予期しないことが起こりやすい状況で、しかも設備機器や仕上材等の納期も厳しい中、緊迫した日々がしばらく続きます。