ベイスギ

    現在進行中のクリニックの現場に搬入されてきた柾目が美しいベイスギ材。外壁の一部に貼ります。設計では濃い色の混ざらないライトカラーを指定していましたが、このライトカラーがなかなか手に入りにくい状況とのこと。北米で生産はされいていますが、この世界情勢の影響で日本へ入りにくくなっている、或いは以前のウッドショックの影響で流通が回復していないなどの理由が考えられます。

    ミックスという淡い色から濃い色まで色使いを意図されていればいいのですが、色のばらつきを避ける場合はライトカラー。以前の案件の苦い体験(SHN 八女の製材所へ)で探ったライトカラーでしたが、今現在は流通的に経済的に入手が厳しい。耐候性や意匠性に優れたベイスギに変わる化粧材を探らなければなりません。今後の課題です。

    現場に持ち込まれたベイスギの羽目板。とてもいい感じ。(私にはまるで宝石に見えます)

    打合せの通りに加工されているか、目地部のディテールも最終確認しました。