方形屋根の住宅
方形屋根は角錐状に一つの頂点に集まる屋根で上から見ると正方形です。屋根の形状と平面のプランは密接に関係しています。なかなかやろうと思ってもできないプランでしたが、2間(畳長手の2枚分)グリット(広さにしたら8帖)で徹底してプランニングしています。2階は4つで正方形(8帖×4で32帖)、1階は4+1で1グリットが飛び出した平面(8帖×5で40帖)。最近は、切り妻屋根やこの方形屋根といった昔ながらの屋根や軒の形態に注目しています。雨風を外に逃がすということや強い日差しを遮ること、外壁や窓を雨や風から守るという役割。目新しいかたちにはなりませんが、原理原則のような普遍的なものを感じます。